技術革新の新しい波 2
IBMは古くから電気式計算機メーカーとして、世界にその名を知られていましたが、第二次大戦後コンピューターに進出して、いっそうのめざましい成長を遂げました。
たとえば、同社が最初のコンピューターを世に出す2年前の1951年には、ウォールストリートでIBM株を、仮に100株買ったとすれば、2万ドルちょっとで足りました。
それが1980年3月には、100万ドル以上の値打ちとなりました。
しかもその株主は、それまでに44万ドルの配当を受け取っていることになるのです。
またIBMは、戦前からその市場支配力の高さから、独禁法によって裁判所の厄介となっていますが、1980年における汎用コンピューターの新規出荷額の62・5%を占めました。
さらに世界の汎用機の設置台数からみても、69%はIBMの製品によって支配されていました。
もちろん、発展したのはIBMばかりではありません。