中国社会の抱える矛盾 4
北京はこの日雪だというのに、ここ深馴市はすっかり夏景色。
中国の広大さを改めて実感しました。
深鯛市での取材の目的は経済特区でした。
中国はこの10年、改革開放政策の下で、台湾・香港に近い沿海地区に5つの経済特区を建設しました。
そこでは税制面などの優遇措置や豊富で安価な労働力を売りものに、積極的に外国企業を誘致してきました。
西側先進国の資本と技術、そして効率的な生産システムを導入することで経済発展を図ったのです。
(中国の経済発展を支えてきた経済特区の繁栄ぶりはこれまでいろいろ書かれてきたので、ここでは割愛させていただきます)。
テレビ工場と洋服工場を取材した私たちは、引き続き深坦の街の撮影に出かけました。
街の中心部には、一見香港を思わせるような高層ビルが立ち並んでいます。
人々の服装も北京とは比べものにならないくらい洗練されています。
ここ深坑はもともと貧しい漁村でした。
しかし、経済特区ができたこの10年間で中国一豊かな都市に生まれ変わったのです。